2010年4月11日日曜日

星を継ぐもの

月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見。それはほとんど現代人と同じ生物であるにもかかわらず、年代測定では5万年以上も前に死んでいた。
やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見され・・・
謎が謎をよび、様々な仮説が提示されては、謎が解き明かされ、またもその仮説が崩れ・・・
未来を舞台をするサイエンス・フィクションと考古学とが交錯し、人類進化のミッシングリングの謎にもせまる、わくわく小説。

考古学や進化論などに興味のある方にも是非読んでもらいたいSFです。
続編に『ガミメデの優しい巨人』、『巨人たちの星』と三部作となっており、『巨人たちの星シリーズ』とよばれています。
更に10年の歳月を経て『内なる宇宙』という4部目も発行されている。



この文庫のカバーもいかにも80年代ぽくって大好きです。
映画エイリアンの一場面を思い出しますよね。
今はどんなカバーになってるのかな?

著  者:ジェイムズ・P・ホーガン
役  者:池 央耿
発行所:㈱東京創元社
星を継ぐもの
1980年5月23日初版/1986年8月29日28版
ガニメデの優しい巨人
1981年7月31日初版/1985年7月5日18版
巨人たちの星
1983年5月27日初版/1986年8月29日12版

2010年4月5日月曜日

GRIFFIN & SABINE (不思議な文通 グリフィンとサビーヌ)

全米でベストセラーとなったヴィジュアル小説!

小説といっても、孤独な画家グリフィンと不思議な女性サビーヌとの文通がそのまま本になっているという、不思議な物語です。

中身も、リアルに絵はがきと手紙になってるのです。
特に手紙は封筒がページに貼り付けられていて、その中に便箋が入っているという凝ったつくりです。
原作のイメージを崩さないため、手紙やはがきは英文ですが、日本語版の小冊子が附属しています。
アート本でもあり、絵本でもあり、小説でもありという不思議な本です。
内容を説明すると、面白くなくっちゃうので書けませんが、実は実はのどんでん返しがあります。

続編『サビーヌの日記』、完結編『黄金のとびら』と3部作になっています。






絵と文 :ニック・パントック
訳  者:小梨 直
発行所:河出書房新社
不思議な文通 :1992年10月20日初版発行
サビーヌの日記:1993年 8月31日初版発行
黄金のとびら  :1993年10月31日初版発行