小説といっても、孤独な画家グリフィンと不思議な女性サビーヌとの文通がそのまま本になっているという、不思議な物語です。
中身も、リアルに絵はがきと手紙になってるのです。
特に手紙は封筒がページに貼り付けられていて、その中に便箋が入っているという凝ったつくりです。
原作のイメージを崩さないため、手紙やはがきは英文ですが、日本語版の小冊子が附属しています。
アート本でもあり、絵本でもあり、小説でもありという不思議な本です。
続編『サビーヌの日記』、完結編『黄金のとびら』と3部作になっています。
絵と文 :ニック・パントック
訳 者:小梨 直
発行所:河出書房新社
不思議な文通 :1992年10月20日初版発行
サビーヌの日記:1993年 8月31日初版発行
黄金のとびら :1993年10月31日初版発行
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