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2010年3月11日木曜日

ゲイルズバーグの春を愛す(I Love Galesburg In the Spring-time)

<♪春がく~れば思い出すぅ~♪>のがこの小説。
かなり有名なファンタジーなので、内容の解説は南風がしなくてもいいでしょう。って、それ手抜き?

表題ページをめくったら、このような冒頭から始まります。

「・・・・・そして焼けつく夏の日々を、また秋を、街路につらなる並木の黒い枝々に雪の降りつもる冬を、私は愛する」
なんか『春はあけぼの・・・』枕草紙みたいでしょ。
ちょっと不思議で、じんわりとした感動を覚える、とっても良いお話ですよ。

甘く、せつなく、ほろ苦い短編が10編。
気軽に読めるので、まだお読みでない方は是非この春に読んでみてください。
文庫カバーの絵は『草迷宮・草空間』の“内田善美さん”です。

それとちょいと自慢?ですが、ハードカバーも持ってます!
かなりきれいな状態で、古本屋で見つけました。
200円!
中身は一緒です。

著  者:ジャック・フィニィ
訳  者:福島 正実
発行所:株式会社 早川書房
文庫(ハヤカワ文庫 FT26)
1980年11月30日発行
ハードカバー(早川書房 世界の短編)
1972年8月15日発行

2010年3月8日月曜日

蒲公英草紙 常野物語(たんぽぽそうし とこのものがたり)

こちらは『常野物語』の長編です。

あまく、切なく、ノスタルジックな空気が漂う感動作品です。『光の帝国』と同様、特殊な能力をもった一族の話しですが、こちらは全体に甘酸っぱい恋の香りに満ちています。

『光の帝国』をお読みになって「良い!」と思われた方は是非こちらも!


『光の帝国』の続きものではなく、完全に独立した物語なので、こちらかが先でも問題ありません。

著  者:恩田 陸
発行所:株式会社 集英社
2005年6月10日 第1刷発行

2010年3月7日日曜日

光の帝国 常野物語(とこのものがたり)

今やすっかり有名になった『恩田 陸さん』ですが、南風が初めて知ったのはこの本です。
東京出張の帰りに駅で買った新刊でした。
SF好きなので『不思議な能力を持つ一族の物語。』という帯に引かれ、「久しぶりの超能力ものだ!」と思い買ったのでした。

帰りの新幹線で一挙に読んで、泣きました!
どうしても涙が止まらず、困りました!

ファンタジーやSF好きの方でなくても、感動されると思います。
泣けるかどうかは判りませんが・・・
表題作を含む10編からなるオムニバス形式の短編集。
お勧めです!

著  者:恩田 陸
発行所:株式会社 集英社
1997年10月30日 第1刷発行

夜市(よいち)

2005年、第12回日本ホラー小説大賞受賞作

南風はホラーものはあまり好きではありません。
でも、この装丁の美しさに惹かれて買いました。

内容は確かにホラーですが、南風としてはファンタジー/幻想文学に分類したい!

端正な文体は読みやすく、無駄がない。ホラーの怖さより、うら悲しさと懐かしさが漂い、どんどんひき込まれてゆく。



後半の意外な展開と心揺さぶられるエンディング!
装丁の美しさから、裏切られる事がなかったので、お勧めです

表題のほかに『風の古道』というのも収録。
こちらもいいよ!

著  者:恒川 光太郎
発行所:株式会社 角川書店
平成17年10月30日 初版発行